IT活用コラム|Microsoft Teams 活用

Microsoft Teams 便利機能5選 3分で習得、毎日10分が浮く ── 中小企業のチャット・会議業務を軽くする標準機能

ビジネスチャットの市場シェアで Microsoft Teams が約67.8%と圧倒的1位を占めています[1]。中小企業でも、Microsoft 365 を使う会社の多くが日常的に Teams を開いています。

毎日触っているのに「なんとなくチャットと会議だけ」になっていないでしょうか。実は、キーボード操作をほんの5つ覚えるだけで、検索が爆速になり、議事録の手間が消えます。

本記事では、特別なアプリを一切入れずに今日からすぐ使える、Teams の時短ワザを5つご紹介します。会議の合間の3分でぜんぶ覚えられて、毎日10分は楽になる小ネタを集めました。

この記事の前提 本記事は、2024年から順次切り替わった「新しい Microsoft Teams」(Teams 2.0)の現行版(2026年4月時点)を対象にしています。組織の管理ポリシーやライセンスにより、一部メニューが表示されない場合があります。
用語メモ|Microsoft Teams とは? Microsoft が法人向けに提供しているチャット+Web会議+ファイル共有の統合アプリです。Microsoft 365(旧 Office 365)の一部として広く普及しており、Word・Excel・Outlook・SharePoint と同じアカウントで使えます。

「Ctrl + .」でショートカット一覧を瞬時に呼び出す

「あのショートカット何だっけ?」を解決してくれる、いちばん覚えてほしい組み合わせ。

  • Windows:Ctrl + .(コントロール+ピリオド)
  • Mac:⌘ + .(コマンド+ピリオド)

押すと、その場で 全ショートカットの一覧 がポップアップ表示されます[2]。「無理に覚える」のではなく「忘れたら呼び出す」と割り切ると、自然と手が動くようになります。

用語メモ|ショートカットキー キー操作だけで機能を呼び出す仕組みのこと。マウスでメニューを順にクリックする手間を、1〜2回のキー押下に短縮できます。

「Ctrl + E」で検索を爆速化 ── フィルターで30秒検索

Teams 上部の検索バーは想像以上に強力です。けれど毎回マウスでクリックしていると、それだけで時間を浪費します。

  • Windows:Ctrl + E
  • Mac:⌘ + E

押した瞬間、検索バーにフォーカスが移って入力できる状態に。過去のチャット・ファイル・人を一気通貫で検索できます。

3つの基本フィルター

検索バーで使える代表的なフィルターは次のとおりです[3]

  • From: 山田 ── 山田さんの発言だけに絞る
  • In: 営業部 ── 営業部チャネル内だけ検索
  • Has: 添付 ── 添付ファイル付きの投稿だけ表示

「先週、田中さんが送ってくれた見積書、どこだっけ」が30秒で解決します。AND / OR / NOT といったブール演算子(A かつ B、A または B、A でない、を組み合わせる検索の書き方)も使えます。


「/」コマンドで通知を黙らせる ── 会議直前の3秒操作

検索バーで / を入力すると、コマンドメニューが現れます。クリックでたどり着ける機能を、キーボードだけでサッと呼べます。中小企業の現場で使い勝手の良いものを厳選しました。

  • /dnd(Do Not Disturb=邪魔しないで) ── ステータスを「応答不可」に変更(通知も止まる)
  • /away ── ステータスを「退席中」に変更
  • /available ── ステータスを「応答可能」に戻す
  • /saved ── 自分が保存したメッセージ一覧を開く(後述)

会議直前に /dnd で通知を黙らせ、会議が終わったら /available で復帰 ── この流れが定番です。

運用上のヒント コマンド体系は Microsoft 側で随時更新されています。一覧は検索バーで / を入力すると現在使えるものだけが表示されるので、まずはそこから試すのが安全です。

メッセージの「保存」と「未読化」で読み忘れをゼロに

意外と知られていないのが、メールの「★スター」のような 保存(ブックマーク)機能 です。これを使うと、後で読み返したい投稿を取りこぼしません[4]

補足|保存機能は2025年8月に「復活」しました この機能は新しい Teams への移行時にいったん廃止されていましたが、Microsoft が要望を受けて 2025年8月のアップデートで再提供を開始しました[5]。組織のテナント(契約単位)によっては順次展開のため、表示されない場合は管理者にご確認ください。

保存のやり方(3ステップ)

  1. 保存したいメッセージにマウスを当てる
  2. 右上に出てくる (その他のオプション)をクリック
  3. このメッセージを保存する」を選択

保存したメッセージの見方

  • 画面左上にある「保存しました」のメニューから一覧表示
  • もしくは検索バーで /saved と入力

「あとでじっくり読みたい」「対応忘れたくない」を、未読・既読に頼らず一覧化できます。Teams の通知地獄から自分を取り戻せる、実用的な機能です。

「未読にする」も超便利

同じ メニューから「未読としてマーク」が選べます。一度読んだ依頼を後で確実に対応するために、もう一度未読に戻せます。Outlook で同じ操作をしている方は、Teams でも同じ感覚でどうぞ。


会議の「ライブ文字起こし」で議事録の手間を激減

地味に革命的なのが、Teams 会議の 自動文字起こし(トランスクリプション) です[6]。議事録係の負担が劇的に下がります。

操作手順(3ステップ)

  1. 会議中に画面上部の「その他(…)
  2. 録音と文字起こし
  3. 文字起こしの開始

会議終了後、文字起こしは Word ファイル として会議のチャットや該当チャネルに自動保存されます。後から議事録に整える際、コピペするだけで主要な発言を再現できるので、「書き取りながらまとめる」作業がほぼ消えます。

ライセンス要件 ライブ文字起こしは Microsoft 365 Business Basic 以上(または Office 365 E1/E3/E5、Microsoft 365 E3/E5 など)が必要です。Microsoft Teams 無料版では使えません[6]

字幕(ライブキャプション)も併用したい

同じ「その他」メニューから「言語と音声」→「ライブ キャプションをオンにする」で、画面下部にリアルタイム字幕が表示されます[7]。聞き取りにくい発言の確認や、社員の聴覚配慮にも有効です。

多言語のリアルタイム翻訳について 字幕の 自動翻訳(参加者ごとに表示言語を切り替える機能)は、別売の Teams Premium ライセンス が必要です[8]。ベース字幕(同じ言語)は通常ライセンスでも利用可能です。

マナーに関する注意

会議の参加者には「文字起こししています」とひと言断っておきましょう。録音と同様、ビジネスマナーとしてだけでなく、個人情報・プライバシーへの配慮としても必要です。


まとめ|朝礼ネタや社内研修の「1分小ネタ」に

5つを並べると、Teams の世界がぐっと広く見えてきます。

  • Ctrl + .:困ったらショートカット一覧
  • Ctrl + E:検索バーに即移動+ From: / In: / Has: で絞り込み
  • /dnd/available/saved:コマンドでステータス・保存呼び出しを時短
  • メッセージの保存と未読化:読み忘れゼロ運用(2025年8月復活)
  • ライブ文字起こし・字幕:議事録の手間を激減(Business Basic 以上)

社内研修やチームの朝礼で、1日1つずつ紹介してもよいネタです。「全員が10分速くなる」は、5人の会社なら毎日50分、月に約20時間(≒丸2.5日分)の効率化に直結します。

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  • Microsoft 365 を導入したが、Teams の標準機能を社員が使いこなせていない
  • 会議の議事録作成に時間がかかりすぎている
  • チャットの通知やチャネル運用がバラバラで、社内が混乱している
  • Teams の社内研修資料や運用ルールを一緒に作ってほしい

こうしたお悩みがあれば、まちのIT便利屋 合同会社みよし屋 までお気軽にご相談ください。御社の業務内容と社員数をヒアリングしたうえで、無理のない使いこなしステップ をご提案します。

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REFERENCES|参考資料

  1. BOXIL Magazine「ビジネスチャットの市場シェア 1,629人調査 1位はMicrosoft Teams」(2025年調査)
    https://boxil.jp/mag/a3438/
  2. Microsoft「Microsoft Teams で使用するキーボード ショートカット」(公式サポート)
    https://support.microsoft.com/ja-jp/office/microsoft-teams-で使用するキーボード-ショートカット-2e8e2a70-e8d8-4a19-949b-4c36dd5292d2
  3. Microsoft「メッセージの検索とフィルター処理 – Microsoft サポート」
    https://support.microsoft.com/en-us/office/search-and-filter-messages-31682332-4dba-42e5-9e3b-bf7dd178d106
  4. Microsoft「Microsoft Teams でチャットまたはチャネルのメッセージを保存する」(公式サポート)
    https://support.microsoft.com/en-us/office/save-a-chat-or-channel-message-in-microsoft-teams-7c724645-3842-4091-83f5-b3c891328722
  5. JBS Tech Blog「Teams:チャットやチャネルのメッセージを保存できるようになります」(2025年9月)
    https://blog.jbs.co.jp/entry/2025/09/11/102912
  6. Microsoft「Microsoft Teams 会議でライブ文字起こしを表示する」(公式サポート)
    https://support.microsoft.com/en-us/office/view-live-transcription-in-microsoft-teams-meetings-dc1a8f23-2e20-4684-885e-2152e06a4a8b
  7. Microsoft「Microsoft Teams 会議でライブ キャプションを使用する」(公式サポート)
    https://support.microsoft.com/en-us/office/use-live-captions-in-microsoft-teams-meetings-4be2d304-f675-4b57-8347-cbd000a21260
  8. Microsoft Learn「管理者 – Teams 会議の文字起こしとキャプションを管理する」
    https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/meeting-transcription-captions